稼げないのには理由がある
ナイトワークのお仕事は、華やかな身なりで男性客と楽しくお酒を飲みながら稼げるとして人気です。
しかし月に何十万何百万と稼ぎ出すことが出来るキャストは、全体のごく一握りです。キャバ嬢の仕事は、何かと出ていくお金も多いので、手元に残るのはほんのわずか…という人も少なくありません。
とはいうもののキャバ嬢はやり方ひとつで売り上げを大きく伸ばすことも出来る仕事です。
今ひとつ売り上げが伸びない、お客様がついてくれないという人は、一度自分の姿勢を見直してみることをお勧めします。
お客様の話を聞かない
ナイトワークでは、キャバクラ、クラブ、ラウンジを問わず、仕事は「接客」です。接客とは、お客様の話を聞いて、楽しい気分にさせてあげることです。
「話を聞く」ということ、正確には「人の話をちゃんと聞く」というのは、技術が要ることなのです。話をしやすい相手と、しにくい相手がいませんか?
話していて楽しい!気が合う!と感じたら、もっと話していたいと思うし、また会う機会を作ろうとしますよね。ナイトワークの仕事は、リピートしてもらうことで成立します。話をして「また会いたい!」と思われなければ、指名には繋がりません。
自分が気持ちよく話を出来たときのことを考えてみましょう。
話している間には目を見ること。適度に「うんうん」などと相槌を打って、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という雰囲気を醸し出すことです。ベテランになれば、本心では上の空でも、お客様に気づかれないよう演技出来る嬢もいるでしょう。しかし、稼げていないうちは、それほどのスキルがまだないのですから、まずは本気で「話を聞く」気持ちで仕事に臨んでみましょう。
お客様のことを覚えない
他のお客さんに連れられて来店した人が、次には一人で来てくれる。よくあるパターンです。
その時、「あのとき○○さんとご来店された△△さんですね!」と話しかけられれば、「覚えていてくれたんだ~」とお客さんもいい気持ちになるというもの。逆に、何度か来店してくれているのに、顔と名前が一致していなければ、指名に繋がる可能性は限りなくゼロに近いと言えます。
ナイトワークの仕事は、顔と名前を覚えてなんぼです。売れっ子キャストは、そのためにメモ帳を作るなど、常に努力しています。顔と名前、出身地、注文したもの、好きな食べ物などくまなく書き込んで暗記しているという嬢もいます。
頑張れば高収入を得られますが、楽をして稼げる仕事はこの世にはありません。ナイトワークでも稼いでいる人は、必ずそれなりの努力をしているのです。
気配りができない
細やかな気配りは、接客サービスの基本です。気配りが出来ているかどうかで、指名の率にも差がついてきます。
例えば、お客さんのちょっとした変化(ネクタイの色や靴など)に気がついて、すぐに口に出して褒めると、「この子は俺のことをよく見て分かってくれている」と感じてもらえます。気配りには、普段からよく観察しておくことが大事です。
気配りが苦手…という人は、日頃から売れっ子キャストのやり方をよく見て、真似をしてみるというのも一つのやり方ですよ。