ヘルプにはルールがあります
キャスト同士のフリー客の取り合いが激しいのがキャバクラですが、ヘルプとして席に着いた時には自分の稼ぎたい、人気を集めたいなどの欲望は忘れて接客に当たることが大切です。
ヘルプの基本ルールを破れば、後でしっぺ返しがきますし、その後の仕事でもキャストと仲良くやっていくことは難しくなります。
今日はヘルプの際に絶対にやってはいけないこと、やらなければいけないことを理解して、安心して任せられるヘルプ嬢になりましょう。
連絡先の交換はNG
ヘルプ嬢は指名のキャストがいると知っているお客様に名刺を渡したり、電話番号、メールアドレスなどを聞いてはいけません。また、アフターに着いていくことも原則許されません。(指名の子から誘われておまけで着いていくならOK)
ここを無視してしまうと、お客様の奪い合いが始まってしまいます。高級クラブなどよりはルールが厳しくなさそうなキャバクラでも、他の女の子の指名客に連絡先を渡したりもらったりすることは厳しく注意しており、クビにされることもあると言われています。
何度もヘルプで席に着くようになって、顔なじみになってもルールは変わりません。
たとえ指名のキャストがお休みの時に、場内指名などで席に着かせてもらった時でも同様です。銀座の高級クラブのような「永久指名」ではないものの、基本的に奪うことはできません。
指名の子の情報はばらまかない
ヘルプとして席に着いたら、話すことがなくて困った、指名にしか興味がなくて困った、と言う場合にはその子の話をすると場を和ませることができます。
とはいえ、こちらから指名の子の情報を漏らしたり積極的に話すのは厳禁です。
指名客との間でその子がどんな女の子を演じているか分かりませんし、ウソをついていることもあります。そのため、下手に情報を明かすと矛盾が生じてしまうこともあるのです。話すなら、漠然と褒めるかお客様からその子の印象などを聞き出す程度にしましょう。
口は災いの元です、気をつけましょう。
適切な距離を取りましょう
ヘルプ嬢は基本的に、ソファに座らず対面にある椅子を使います。状況によって隣に座ることになっても、体を寄せたり親密そうな態度を取ることは許されません。お客様の横は指名キャストの特等席であることを忘れないようにしましょう。
銀座の高級クラブでも同様に、お客様を持っていない女性は「ヘルプ」という形で、ママや売上の係のテーブルで接客するのが一般的です。係の女性やママとの人間関係をしっかり作れるようになると、徐々にお店のお客様を回してもらえるようになったりしてチャンスが来ます。キャバクラ以上に店内の人間関係が重要になります。